写真・カメラをテーマにしています、とした意図を書いてみる

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benbowです。ブログ準備編も一区切りついたので、そろそろ本来のテーマに立ち戻ろうと思います。今回はこのブログのメインテーマを「写真」あるいは「カメラ」ではなく「写真・カメラ」と併記したことの意図について少し書きたいと思います。

良い写真を撮るために必要だと思っているもの

写真やカメラが趣味になる前まではともかく、最近では写真を撮る際に作品として撮りたいと意識するようになりました。これまでは漠然と「記録写真だけだと物足りないなあ」と感じてはいたんですが、明確に意識していたわけではないので、結局は記録写真にとどまっていたように思います。旅行が好きなので旅先でよく写真を撮るんですが、そういった場所での写真は特にその傾向が強かったような気がします。観光スポットを背景に記念写真を撮るというシチュエーションはあまりありませんでしたが、それでも観光スポットを記録するにとどまっていた感じですね。今考えると非常にもったいない。

作品として良い写真を撮りたい気持ちは強いんですが、思いだけでは良い写真は撮れないところが歯痒くもありまた楽しくもあります。で、良い写真を撮るために切磋琢磨するわけですが、習得が必要なもの、揃える必要があるもの、磨く必要があるものと、必要なものは様々です。もう少し詳しく書くと次のような感じになると思います。

  • 写真の知識。どんな写真が良いとされているのか、構図や明るさ、色合いなどについての前提知識。
  • カメラの知識。良い写真を撮るために必要な絞りやシャッタースピード、露出補正などの操作についての知識。
  • 撮影技術。良いとされている写真を撮るために必要なカメラの操作を、迷いなく実現できる技術。
  • 気付きとセンス。絵になるものを見つけることができる観察眼、写真に収めたいものを具体的なイメージにできる感性。
  • 良いカメラと良いレンズ。イメージした絵をより良い写真で表現できる実力を持ったカメラとレンズ。

こうして上げてみると、良い写真を撮るためにはとても多くのものが必要なことがわかりますね。精進あるのみです。

写真を撮ることが好きな人とカメラやレンズそのものが好きな人

写真やカメラが趣味ですという人たちを大別すると、概ね次のような感じになると思います。

  1. 作品としての写真を撮ることが興味の中心にある人
  2. 日常の記録を写真で残すことが興味の中心にある人
  3. 写真を撮るためのカメラやレンズそのものが興味の中心にある人

当然ですが、これらのうち何が良くて何が悪いとか、より高尚なのはどれかとか、そういった観点では語れないもので、単純に傾向としてこういったカテゴリはあるよね、ということです。また、どの場合でもそれだけが趣味というわけではなくて、あくまでもそれが興味の中心にあって、その他のものも合わせての趣味だとは思います。ただ、こうして分類してみた際にあてはまるものと、写真が趣味です/カメラが趣味ですと言う主語が合っていないと少し違和感があるように感じます。

体感的には1であることに自覚的な人は意識して「写真が趣味です」と言っているように思いますが、3である人はどちらの言い方もこだわりなく使っているように思います。2な人は実は写真やカメラが趣味なのではなくて、記録すること(そのうちの多くはSNSなどで共有することも含めて)自体が趣味なのかも知れませんね。

写真とカメラは、自分の中ではまだ同列くらいです

先ほど書いた通り、私が写真を撮る際は作品にすることを意識しているので、1な人であることは確かです。ただ、3な人であることも否めません。元々ガジェッター気質があったりするので、カメラやレンズの機能や性能、モノとしてのデザインなどにもそこそここだわりがあります。興味の割合としては、写真:カメラで6:4くらいかも知れません。まあ概ね同列という感じですね。

ということで、写真が趣味と言い切るのも、カメラが趣味と言い切るのもどちらもやや違和感があって、メインテーマとしてどちらにも寄せ難いということから「写真・カメラをテーマに」と併記したという経緯です。多くの人にとってはかなりどうでもいい違いかと思うのでなかなか共感が得られないような気もしますが、こんな面倒な性格の人もいるよ、という事例として読んでいただければ幸いです。

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