benbowです。ブログを開設して1ヶ月ほどになりますが、以前のエントリで書いたサブドメインでの公開を早々に変更してしまいました。今回のエントリではその経緯を少し書いてみようと思います。
サブドメインの運用を早々にやめました
Google Adsenseの審査が厳格化されていたらしい
せっかくブログを書くならGoogle Adsenseくらいは適用しておきたいよね、ということでその方法を調べていたんですが、どうやら2016年5月頃から審査が厳格化されたという情報がちらほら。
厳格化の内容はコンテンツのボリュームや記事数、更新頻度など様々な点が推測されていますが、この辺りは明確な数字をGoogleが出しているわけではないので、審査を通ったサイトの経験則としての推測にとどまります。
コンテンツの内容についてはこんな感じのようですが、基準がはっきりしている審査内容があります。それが「サブドメインでは審査が通らない」というもの。
現時点で審査が通っているサイトについては問題ないようですが、これから審査対象となるサイトは明確にサブドメインではダメなようです。そもそも申請時のサイトURLにサブドメインやディレクトリを指定できない(入力エラーではじかれる)ので、これはもう確実ですね。
ブログを始める人たちの多くは無料ブログサービスなどを利用するかと思いますが、無料ブログサービスでユーザに割り当てられるのはサブドメインかユーザディレクトリであることがほとんど。となると、今後ブログを無料ブログサービスで公開してもGoogle Adsenseの審査は通らないことになります。
私の場合はサーバレンタル+独自ドメイン取得済みなので無料ブログサービスのような問題はないんですが、ブログ開設時点で photos.benbowinn.net のサブドメインでの運用に決めてしまったことだけは問題となります。
photos.benbowinn.net のサブドメインは封印
長期間継続してきたブログであれば、これまで使ってきたサブドメインからの変更はかなり躊躇すると思いますが、私の場合はまだ1ヶ月程度。変更すること自体には何の問題もありません。
ということで、色々と考えた結果決定した photos.benbowinn.net での運用は止めて、 benbowinn.net での運用に変更することにしました。サブドメイン自体はまだ残していますが、転送のためだけの用途にして封印です。しばらくしたらサブドメイン自体も廃止しようかと思います。短い間でしたがお疲れ様でした。
ブログの引越は難しくないけどドメインが変わるのは面倒
WordPressの引っ越しは簡単
ブログをサブドメインから引っ越すことに決めた後は、WordPressベースのコンテンツをどうやって引っ越すかの調査です。恐らくサーバの引っ越し用にエクスポート&インポート辺りは用意されているだろうと思いながら調べましたが、予想通りでした。インポートはプラグインの機能ではありますが、定番があるようです。
エクスポートについてはWordPress標準の機能(管理画面のツール > エクスポート)でXMLファイルをエクスポートできます。その際にデフォルトで選択されているオプション「すべてのコンテンツ」を選択したまま実行すれば、投稿や固定ページ、コメントなど、すべてのテキストデータが対象になります。
すべてのテキストデータなので、当然バイナリは含まれません。エクスポートファイルがXML形式なので妥当な仕様でしょう。ということで、投稿済みのライブラリ内のファイルはエクスポートとは別に移行する必要があります。FTPなりSSHでSFTPなりでサーバに繋いで wp-content/uploads に置いてあるファイルを持ってきても良いですし、インポートと同時にダウンロードして配置しなおすオプションもあるので、それを使っても良いですね。あとは wp-content/theme, wp-content/plugin も持ってきておくと再度入れなおさずに済むので忘れずに。
なお、バックアップからの復元ではなくサイトの移行なので、投稿内のリンクのURLが移行元のものになっている場合は、XMLファイル内のURLを一括置換しておくと楽です。というか、そうしておかないとインポート後に泣きながら変換することになりそうです。
エクスポートした各種データのインポートにはプラグインのWordPress Importerが使えます。ちなみにXserverで自動インストール可能なWordPressは初期状態でこのプラグインが入っているようです。
インポートはエクスポートしたXMLファイルを指定して実行するだけですが、その際に前述の「ファイルをダウンロードしてインポートする」オプションがあるので、こちらの方法でインポートする場合はチェックして実行です。
こんな感じであまり難解な作業は必要ないので、WordPressの引っ越しは比較的簡単にできてしまいます。
Google検索向けの対応は少々ややこしい
WordPressコンテンツの引っ越しをサクッと終えた後は、Google検索向けの対応も必要です。当初のサブドメインで公開間もないブログではありますが、サイトマップをGoogle Search Consoleで送ってインデックスされるようにしていたため、Googleで検索するとサブドメインのURLでヒットしてしまいます。
この状態でサブドメイン自体を廃止したり、コンテンツを削除したりするとサイトが見つからない状態になってしまいます。時間がたてば、そのインデックスも削除されるとは思いますが、削除はあまり迅速に行われないらしい(サーバが停止していたり、コンテンツが一時閲覧不可となっている場合を想定しているのかも知れません)との話もあるので、しばらくは残しておいた方が無難ですね。
そんな理由でサブドメインも有効化したまま、コンテンツも残したままにしておくと、 benbowinn.net のURLで公開しているブログが「重複コンテンツ」とみなされる可能性が出てきます。重複コンテンツと判断された場合は「無断複製されたコンテンツ」としてペナルティを受けるリスクもあるので避けておくに越したことはありません。
ということで、サブドメインは有効化したまま、 photos.benbowinn.net から benbowinn.net にリダイレクトするように設定した上で、Google Search Consoleで通知しておきました。恐らくこの対応で大丈夫とは思いますが、間違っていたらGoogleさん、故あってのURL変更なので正しい方法を教えてください。
ちなみにサイト間のリダイレクトは、WordPressのプラグインでも可能なようです。私は使っていませんが、Redirectionプラグインを使うと良いようですね。もちろんこれを使うためには、移行前のサイトでWordPressが稼働していることが前提なんだとは思いますので、そういった運用の場合に限られますが。
サイトの引っ越しをまとめると
ブログ開設1ヶ月目なので概ね問題なかったんですが、最初からもっと慎重にブログを公開するドメインについて調べておけ、ということですね。いやまったくその通りです。
WordPressの引っ越しは比較的簡単ではありましたが、インターネット黎明期であればWordPressのようなCMSなどもなかったので、サイトの移行はもっとシンプルでした。Google検索向けの対策も今ほど慎重になる必要もありませんでしたし、そもそもクロールでサイトをインデックスすることすらない時代(今では考えられませんが、当時はサイトをカテゴライズして登録する形式だったりしました。本当に今では考えられませんね)もありました。そんな時代であれば引っ越しも気軽にできたと思いますが、もうしばらくは引っ越ししたくないなあ、と思う程度には面倒でした。
ということで、末永く benbowinn.net をよろしくお願いします。
コメント