benbowです。前回のエントリに続いてトラピックスのカンボジア・シェムリアップでアンコール遺跡群を巡る旅の1日目です。ツアー初日ほぼ移動だけの行程ですが、シェムリアップ空港からほど近いエンプレス・アンコールホテル(Empress Angkor Resort & Spa)
に到着したのが18時ごろとまだ休むには早い時間だったので、少し出掛けてみることにしました。
1日目後半・エンプレス・アンコール~ラッキーモール
早めの時間に到着したエンプレス・アンコールホテル
到着したエンプレス・アンコールホテルのロビーは広々としていて雰囲気も良い感じ。現地ガイドのトムさんがチェックインの手続きをしている間、ホテルのスタッフがウェルカムドリンク1を持ってきてくれるなど、サービスも良さそうです。部屋に入るとこちらも広々としていて、これからの3連泊は快適に過ごせそうな予感。2人分のスーツケースを適当に広げて置けるスペースがある広さは大事ですね。
部屋に入って軽く荷物を整理して、さっそく出掛ける先を検討開始。ホテルの部屋でもWiFiは繋がるようですが、今回は事前に日本で買っておいたAIS社のプリペイド式海外ローミングSIM、SIM2FLYを使った通信環境2で調べものです。
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トリップアドバイザーなどで見ていた事前情報の通り、ホテル周辺の徒歩圏内にはめぼしい店は無いようです。徒歩圏外も含めて周辺にマーケットなどがないものかと調べてみたらラッキーモールという名前のショッピングモールが3.5kmほど先にあり、そこにはスーパーマーケットも入っているという情報が。今日のところはそこへ行って、観光がてらビールとつまみでも買って帰ろうという計画にしました。
陽気なトゥクトゥクドライバーとの料金交渉を楽しんでみる
あとは交通手段をどうするかですが、カンボジア・シェムリアップならやはりトゥクトゥクでしょう。ホテルの前にタクシープールならぬトゥクトゥクプール的に使われている一角があって、談笑していた乗車客待ちのドライバーさんたちが「tuk-tuk?」と陽気に問いかけてくるので、「Yes,tuk-tuk!」と陽気に返します。カンボジアのトゥクトゥクにはメータなどがあるわけではなく料金は交渉制。行先を告げると料金を言ってくるので、高いと思ったら希望の料金を伝えて交渉開始です。
シェムリアップでのトゥクトゥクの料金相場は1kmで$1前後といったところなので、エンプレス・アンコールホテルからラッキーモールまでなら$3前後が妥当な料金でしょう。私たちが交渉したドライバーさんは「8dollar, 8dollar!」とにこやかに言ってくるので、それは高いだろうと思ったものの、よく聞いてみると往復料金で$8と言っている模様。往復って、目的地で私たちが遊んでいる間待ってるor迎えに来るってこと?と疑問に思いましたが、どうやらその通りのようです。
最終的に往復$6で交渉成立。ちなみに「どれくらい待っていれば良い?」という問いに「1時間くらいで」と答えると、周りにいたドライバーさんたちが「2時間でも3時間でも待たせといて良いぜ, HaHaHa!」と冗談めかして笑っていました。その陽気さに私たちも楽しくなってきます。
シェムリアップのトゥクトゥクで風を感じてみよう
トゥクトゥクは3輪タクシーと呼ばれたりもしますが、カンボジア・シェムリアップの場合はこの呼び方はしっくりきません。タイのトゥクトゥクやインドのオートリクシャー辺りはその名の通り3輪で、いわゆる「ダイハツ・ミゼット風」の車体なんですが、ここシェムリアップでは2輪のバイクに客席用の荷車を連結した形の4輪です。客席はほとんどが4人乗りですが、6人乗りのものもあるらしいですね。
トゥクトゥクに乗っての移動はそこそこ快適ですが、乾季のカンボジアであるせいか砂埃が舞ってくるので、メガネやサングラスがあるとなお快適です。客席部分を普通のバイクが引っ張るという構造上バイクの排気ガスも少々気になるので、ある程度の距離を乗るのであればマスクもあった方が良いかも知れません。実際、街中で見かけるトゥクトゥクに乗った観光客のうち何組かはマスクをしていました。
こんな感じで少々の難点もありますが、タクシーなどと違って風を感じながら乗ることができるトゥクトゥクはとても気持ちが良いので、カンボジアに訪れたらぜひ一度は乗ってみることをお勧めします。交渉は抵抗があって…という方もいるかと思いますが、極端に高額な料金をふっかけてくるわけでもない3ので、それも旅の楽しみのひとつとして試してみるのも良いですよ。
ラッキーモールは地元住民の観光スポットでもあるのかも
トゥクトゥクに乗ってホテルから十数分程度でラッキーモールに到着です。ラッキーモールは2008年オープンのショッピングモールで、周辺の建物と比較するとかなり近代的な印象。オープン当初はシェムリアップの住民が大挙するほどの賑わいだったようですが、現在はすっかり落ち着いた雰囲気です。現地ガイドのトムさんによると「この辺にはないエスカレータが珍しくて、それに乗りに遊びにくる人も多いよ」だそうですが、オープンしてからそこそこの年数は経っているいるので、さすがにエスカレータ観光の人はもう少ないのでは?という気もします。
また、「この辺の人たちはここに遊びに来ても、あまり買い物はしないよ。高いからね」とも言っていました。カンボジアでは平均月収が$200程度とのことなので、それを考えるとラッキーモール内の店舗で売っている商品は確かに割高かも知れません。
ラッキーモールは3階建てで、服飾や雑貨、文具、土産物、ベーカリーとハンバーガーショップなどの飲食店、家電やゲームショップが入っています。また、1Fの大部分を占めるのが「ラッキースーパーマーケット」で、こちらは観光客向けの土産物が多めに置いてあるスーパーマーケットといった感じ。建物全体の規模はこの辺りでは最も大きな商業施設だと思いますが、日本の郊外型ショッピングモールと比較するととても小さいですね。中規模駅に併設されたスーパーマーケット程度といったところでしょうか。
建物内をひと通り眺めてから、ラッキースーパーマーケットでお土産をいくつかとビール、小腹が空きそうなのでカップ麺を調達。ビールはAngkor, Cambodia, kingdomなどの330ml缶を買って、お値段はそれぞれ$0.5ほど。カップ麺は以前マレーシアへ行った際に試してみておいしかったインドミーのミーゴレンを見つけたのでこれに決定。海外のカップ麺は妙にクセがあって日本人の口には合わないものが多いんですが、これは別格。とてもおいしいです。日本のAmazonでは袋麺タイプしかないようですが、ぜひ一度食べてみてください。おすすめです。
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トゥクトゥクを往復で乗るなら特徴を覚えておこう
1時間ほどラッキーモールとその周辺を見て回ったので、そろそろホテルに戻ろうかと思った頃に「トゥクトゥクのドライバーさんの風貌、ほんのりとしか憶えてないな」ということに気付きました。待ち合わせ場所には似たようなトゥクトゥクと似たような風貌のドライバーさんが大勢。さらにもれなく声をかけてくるので「どの人だった?」状態です。結局すぐに見つかりましたが、特徴を覚えておいた方がスムーズですね。
ちなみに往復で乗る場合の料金は復路の目的地で最後に支払うので、ドライバーさん的には往路分を踏み倒されるリスクがあるよなあと考えつつ、牧歌的な支払いシステムが通用することに感心していました。
ホテルの一角に据えられた神棚を前に思うこと
ホテルに戻って部屋に荷物を置いてから、少しホテル内を見て回ることに。エントランスはクリスマスから年末年始向けの装飾できらびやかな様子で、それを見に来ている人たちもいるほどでしたが、その辺は軽く流してホテルの奥の方へ向かうとその一角に神棚が据えられていました。後日、トムさんから聞いたところによると、カンボジアでは自宅の庭やホテルなどには神棚が据えられていて、毎日線香や供物をあげるとのことでした。
旅先の諸外国でよく感じることですが、日本では希薄になっている(あるいはイベントの一環となっている)こういった宗教的な風習が生活に根付いているように思います。どちらが良いという話ではないんですが、こういった風景を見ると敬虔な気持ちにはなりますね。
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