カンボジア・シェムリアップでアンコール遺跡群を巡ってきた #4

タ・プロームの風景 旅行

benbowです。トラピックスのカンボジア・シェムリアップでアンコール遺跡群を巡る旅の2日目、午後は前回のエントリのアンコール・トムにほど近いタ・プロームから観光スタートです。

2日目後半・タ・プローム

昼食後は少しホテルで小休止

アンコール・トムを後にして、次の遺跡観光はハリウッド映画「トゥームレイダー」の撮影に使われたことで有名なタ・プロームです。アンコール・トムのすぐ側なんですが、ツアーの行程としてはランチの後に一旦ホテルへ戻って小休止という流れ。

年末の最も過ごしやすい季節とはいえ、広いアンコール・トムを歩いているとやはり少し暑い。ということで、ランチでは何はともあれビールをオーダ。ツアー客向けの料金設定なので瓶ビール1本$2とお高いですが、それでも日本と比べたら十分に安いので気にしない方向で。

ちなみにシェムリアップのパブストリート辺りのお店ではビールが$0.5ほどだそうですが、ビールでは利益を見込んでおらず、料理で元を取るということのようです。確かに330mlの缶ビールをスーパーマーケットで買っても$0.5程度だったので、人件費を入れたらほぼ原価と同じくらいなのかも知れません。

ランチはクメール料理ということで、アモックをいただきました。ここのアモックは魚をココナッツミルクで煮込んだカレー風味のものなんですが、味はとてもマイルド。ライスにかけて食べたんですが、自分的にはもう少し辛さか香草が効いていても良いかな、という感じ。まあこれはビールを飲んでいるせいで濃い目の味が欲しかっただけの可能性も大いにありますけどね。

ランチとビールをおいしくいただいて少し眠くなったところで、予定通り休憩のためにエンプレス・アンコールホテル(Empress Angkor Resort & Spa)へ。ツアー中にホテルで休憩時間をとるのは日中の暑さを避けるためか、暑い中観光しながら歩いて消耗した体力を回復するためなんだと思いますが、これは暑い国ならではの行程なんでしょうね。

そういえば以前旅行したミャンマーのツアーでも同じようにホテルでの小休止があって、あそこも日中はかなり暑かったなあと思い出していました。今回のツアーでは極端に暑いというほどでもなかったので、休憩はなくても良かったかなと思いつつホテルで少しのんびり。

ホテルのロビー

昼下がりホテルのロビーにて

タ・プロームは歴史の長さを実感できる、けれども。

ホテルで少しのんびりして体力が回復したところでタ・プロームへ。ここはアンコール遺跡群のひとつで、仏教寺院(後にヒンドゥー教寺院)だった建物を中心とした遺跡です。冒頭にも書きましたが、ここはハリウッド映画「トゥームレイダー」の撮影に使われたことでも有名で、アンコール・トムからほど近いロケーションであることも相まって多くの観光客が訪れます。

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このタ・プロームは、遺跡自体の歴史的価値が高いことはもちろんですが、遺跡の崩れかけた建物を覆うようにそびえたつガジュマルの光景が壮観で、その巨大さが歴史の長さを感じさせます。こういった場所では静かに遺跡の雰囲気を楽しみたいところですが、有名観光スポットではなかなかそうはいかないのが残念なところ。極端に混んでいるわけではないんですが、団体客の賑やかさには少々閉口ですね。

もちろん私たち自身もその観光客ではあるので似たようなものかも知れませんが、こういった場所で悪目立ちするのが中国からの観光客の方々。文化の違いからくるものであることは理解はしているんですが、基本的に大声で話すので静かに遺跡の空気を感じたいような場合は、やはり気になって仕方ないのが本音です。

とは言え、これは観光客として訪れている私たちの勝手な思いでしかなくて、観光業が重要な成長産業であるカンボジアにとって、現在では多数を占める中国からの観光客は大事なお客様。他国の観光客からどう見えるかを気にしつつも、大きな問題にならなければそっとしておくのが大人の対応でしょう。もちろん、自国の人たちが問題と感じるようなことがあればその限りではないとは思いますけどね。

タ・プロームの風景

崩れかけた遺跡の雰囲気を静かに感じたい

タ・プロームの風景

寂寥感が漂うタ・プローム

広角レンズが欲しくなる景観のタ・プローム

閑話休題。タ・プロームは遺跡とそれを覆うガジュマルが織りなす光景が壮観と書きましたが、これを写真に収めるにはやはり広角レンズが最適。私が今回持って行った機材はα7Siconと、レンズがSEL70300GiconSEL24F18Ziconの2本。望遠については概ね対応できるんですが、広角が少々寂しい感じです。

SEL24F18ZiconはAPS-C用レンズなので、35mm相当で広角と言えなくもないんですが、ここはやはりSEL1635Zicon辺りでダイナミックに撮りたい思いに駆られます。この焦点距離のレンズとしてはSEL1635GMが出るのでは?という噂が少し前から賑やかだったんですが、CP+2017を目前に控えた今でも発表がありませんね。

ちなみに銀座ソニーストアで「SEL1635Ziconが気になっているんだけど、SEL1635GMの噂もあるので手を出しかねていて…」という話をしてみたところ、「16mm-35mmならF4で十分では?」というもっともなアドバイスが返ってきました。

ということで、また話題が脱線気味になってきたので、ここらでタ・プロームの風景を並べてみましょう。

タ・プロームの風景

雄大なガジュマルに飲み込まれるような遺跡

タ・プロームの風景

力強い根に遺跡が力を吸い取られているようにも

タ・プロームの風景

遺跡にそびえる樹木は少し冷たさも感じる

タ・プロームの風景

見上げた先にあるもの

タ・プロームの風景

遺跡に巣食う怪物のようにも

タ・プロームの風景

寺院であったことに思いを馳せる

夕食は鍋奉行付きで

タ・プロームを後にして、定番お土産店のカンボジアクッキーショップへ寄りつつ夕食はカンボジア鍋。牛ベースのスープにたっぷり野菜、エビやイカ、揚げ湯葉なんかも入っているようです。で、これらの具材を自分たちで鍋に投入するのかと思いきや、その役割はテーブルの横に立つ2人の女性店員さんたちでした。鍋の中身が少なくなってくると、すかさずおかわりの具材を持ってきて追加投入してくれるんですが、これが満腹アピールをしない限り延々と追加し続けるんじゃなかろうかと思う勢い。

締めは麺が用意されていて、それを食べ終わるころにはかなりの満腹っぷりになっていました。

カンボジア鍋

鍋奉行付きのカンボジア鍋をいただく

Angkorビール

ビールは定番のAngkor

ちなみに鍋奉行の彼女たちは15~16歳くらいだろうと思っていたんですが、後に現地ガイドのトムさんに聞いてみたところ「23歳くらい。カンボジア人はとても若く見えるんだよ。歳とると逆に年寄りに見えるけどね、Hahaha!」とのこと。そういえばドライバーさんも絶対10代だろうと思っていたら実は20代だったので、カンボジアの人たちは本当にトムさんの言っているような傾向にあるのかも知れませんね。

カンボジア・シェムリアップでアンコール遺跡群を巡ってきた #5 へ続く

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